2004年11月理学療法は、一度修了という形になり、今度は、外来保育というのを受けることになりました。一般的には『ディサービス』と言いますが、子供たちは「おひさまらんど」と言っています。
【おひさまランド】きずな学園の通園とは別に外来という形で、保育のカリキュラムに基づき一般社会(幼稚園・保育所)でも生活していけるように
その子にあった指導をしてくれる。例えば、多動の子には、きちんと落ち着いて行動できるようにとか人のお話をきちんきけるように、向き合って
くれます。指先の訓練、はさみ、のりを使う。みんなで体操したり、おやつを食べたり、給食を食べたりする。
ダイチは、知的障害は無いが、筋肉が上手く動かない=脳の一部に損傷があるから、人より理解力が無かったり、行動が遅かったり(勝手な動きは早いが)するので。幼稚園でも、個人的に言われないとわからない事とかも結構あるようで、これは、訓練の先生にも「集中力が足りないと
先生のお話が聞けなかったりするので、その辺も注意して指導しましょう」と言われました。
○気になっている事○
☆箸の持ち方が作業療法していたときは大変上手く言っていたのに、この学園を退園してしまってからは、だんだん持ち方が悪くなってしまったので、使い方の練習。
☆鉛筆に関してもだんだん持ち方が変になってきたので、そちらも練習。
★一番気がかりな
【人の話をちゃんと聞かない】幼稚園でも、個別に言わないと伝わらないようだけど、家庭でも近づいていちいちしつこくいわないと伝わらない。伝わっているのかもしれないけど、自分の我侭を通してなかなか動いてくれない。
★今していることが一番大事・・・・例えば玩具に集中して遊んでいると
トイレに行かない。様子がへんだな〜と思って「トイレは?」と聞いても「出ない」というので様子を見ても行かない場合は無理やりトイレへ抱き上げて連れて行くこともシバシバ。
それらの事をひっくるめて訓練してもらう事になりました。
☆彡今までの予定だと個人指導と言うことでしたが、グループになるそうでちょっとこっちも予定が変わってきて戸惑いぎみだが1回目はこんな感じでした。

個人指導 グループ指導
11月9日
まず、先生と夏の地区相談会の時に話をした事とかわったことが無いか聞かれました。
トイレの間隔が2時間くらいになったのでそれでって言うのもあるかも知れないが、幼稚園からお土産をもらってくることは以前よりも若干少なくなった気が・・・・それでも1回だけ、偶然にも自分からトイレに行く姿を見た先生がいると伝えました。
訓練の先生が、「それはイイきっかけというか、だいちゃんにそろそろそういう気持ちが出てきたって事でしょうか」って。
ママ「それでもトイレに行く時間がもったいないのか、おもちゃで遊んでいるとなかなかトイレには行きません。行きたい様子はこちらからもわかるんですけどね。喋りながら遊んでても急に無口になり、動かなくなるんです。バレバレなんですが(-_-;)
どれくらい集中力があるのか見ることにした。
    
先生が「今から言うものにシールを貼ってね」はじめは一つだけ言うので簡単にちゃんとシールを貼れる。
そのうち「飛行機とアンパンマン」とか二つになり、だんだん3つくらいになると、はじめに言われた方にはシールを貼れるけど、三番目に言われたのは何だったっけ?みたいになったり。上の画像のアンパンマンとかは、例としてなので、実際にはもっとイラストがあって6種類で横に同じイラストが5つほど書かれていました。ダイチも『先生、他にも何かいっていたよなぁ〜』と言う顔をしながらどこにシール貼ろうか迷っている様子でした。先生は、「だいちゃん、忘れた?もう一回言おうか?」と、もう一度言ってもらうと貼れる。コレがはじめのうちは、イイ感じなんだけど、
時間が経つに連れて集中力がなくなり、やり始めはイイ感じなのに最後は、きちんと聞けていない。
これからも色々な指示を出して、自分でやらせて様子を見ようということになった。
☆やってみよう☆
大きい声だけではなくて、小さい声で子供と向き合って指示をだす。
何度も根気良く。      
わかっている事だけどなかなか上手くいきませんね。。。。。。。
グループ指導個人指導という予定でだったが、この日は年少さんのグループ指導が入っていたので先生が「だいちゃんもやってみる?時間ある?」って事でちょっとだけ参加してきました。
先生の手遊びと、皆と一緒に少しダンスをするという内容でした。
ダイチも出席のお名前を最後に呼ばれ、緊張して周りの様子を見ていたようだけど、名前を呼ばれた時にも手を上に上げて大きな声で挨拶できました。ダンスも周りや先生の真似をしながらしていました。(恥かしがるような感じの時もあるので踊りだしたのは意外)
きずな学園では、10時半におやつを食べます。
今日は、赤ちゃんせんべいと牛乳でしたが、ダイチは牛乳苦手。
次からは、牛乳も飲めるように指導していただけると嬉しいと思う。
席について「右の手左の手あわせましょう♪」と歌いながら手を合わせる。きずな学園での食事やおやつの前の挨拶の歌。
一昨年までダイチも得意に歌っていたけど、もう当然のように忘れてしまっているのだけど、周りを見ながら戸惑いながらも手を出して歌いながら最後は‘パチン´と手を合わせてご挨拶。
せんべいを食べて、みんなと「ごちそうさま」をしてからダイチの今日の訓練は終了しました。
グループ指導は本来は、給食も食べて1時までの活動となる。だから、みんな幼稚園や保育園を休んできている事になる。
ダイチは、幼稚園とは全く違う活動パターンで戸惑いながらも周りのお友達に合わせている感じ。
親としても、幼稚園とはまったく活動内容が違い、保育で使われている歌(給食の歌や朝の歌【帰りの歌は同じ】)が違うので混乱が不安であるが、おひさまに来ている子はみんな幼稚園か保育園に行っている子ばかりで、しかも今まで通っていた人の話を聞いても評判は良い。
例えば凄く多動だった子も落ち着いたとか、集中力が無かった子もいい感じになったとか聞くので期待しています。
      
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